「観てみたい舞台があるけど、観劇ってなんだかハードル高そう…」「舞台のチケットをもらったけど、観劇は初めてだから不安…」
この記事では、そんな観劇初心者の方や、観劇を初めて間もない方に役立つ情報を発信します。
観劇って、とっても面白いし、心の栄養になります。
難しいルールはなく、基本的なマナーさえ守れば、あとは自由に楽しんでOKです。
観劇マナーについては後述しますが、
・上演中は話さない
・前のめりにならない
・スマートフォンの電源を切る
など、簡単なことばかりです。
また、劇場で充実した時間を過ごすために知っておくとよいこと、持っておくとよいものがありますのでご紹介します。
なお、私は主に劇団四季の舞台を観ています。
そのため、この記事の内容も劇団四季での観劇経験に基づいたものです。
ただ、基本的なところは変わらないので、全ての観劇初心者の方に役立てていただけると思います。
それでは早速まいりましょう!
観劇の準備
チケットを購入する
観劇のスタートは、チケットを購入することからです。
観たい演目が決まったら、早速チケットを手配しましょう。
チケットの買い方は、
・インターネット
・電話
・劇場の窓口
の3つがありますが、ネット予約が一番手軽でおすすめです。
チケット販売サイトは、「チケットぴあ」「EPLUS」などいくつかありますので、使いやすいと思うサイトに会員登録しておくとよいでしょう。
劇団四季の場合は、座席が選べる公式サイトからの購入をおすすめします。
(座席の選び方については、別記事でお話しします)
購入後は、
・チケットが後日自宅に郵送される
・コンビニ等で発券する
・電子チケットで配布される(スマホでQRコードを表示させる形式が多い)
のいずれかの手段でチケットが手元に届くことになります。
電子チケットの場合は、スマホの電池切れなどのリスクがありますので、前もってプリントアウトしておくのがおすすめです。
交通手段・宿泊を手配する
無事チケットが確保できたら、劇場までの交通手段を調べましょう。
公共交通機関で行けるところが多いですが、地方での公演などは車のほうが便利な場合もあります。
車で行く場合は、会場に駐車場があるのかを調べ、なければ近くのコインパーキングをいくつかマークしておきましょう。
余裕をもって到着できるように、事前にしっかり計画を立てることがおすすめです。
劇場が遠い場合は、宿泊場所の確保も必須です。
劇場または劇場の最寄り駅に近いホテルだと、移動が楽です。
持ち物を準備する
当日に慌てなくていいように、持ち物は事前に準備しましょう。
観劇のときにあると便利なものをご紹介します。
・オペラグラス(双眼鏡)
今後も観劇をするのであれば、ぜひ持っておいていただきたいものの代表です。
1階席の後方や2階席では、舞台までの距離が遠くなり、どうしても俳優さんの表情や衣装・小道具の詳細が見えづらくなります。
そんなときに、オペラグラスがあれば、遠くの席からでも細かいところまでバッチリ見られます。
選び方は、(失敗談もまじえて)別記事に記載します。
・チケットホルダー
小さなクリアファイルのようなもので、チケットを入れるための仕切りがついています。
チケットをなくさないように管理できるほか、会場でもらえるキャスト表を持ち帰るのにも便利です。
A5程度の小さなクリアファイルでも代用できます。
・羽織るもの
劇場は空調が効いているので、真夏でも寒く感じることがあるかもしれません。
そんなときにさっと羽織れるものを準備しておくといいでしょう。
・A4が入るエコバッグ
会場でもらうフライヤーや、購入したパンフレットを持ち帰るのに役立ちます。
観劇当日
おすすめの服装
基本的にドレスコードなどはなく、好きな服装で問題ありません。
ただ、座っている時間が長いので、ゆったりした服装がおすすめです。
また、劇場に着くまでにたくさん歩くことも多いので、歩きやすい靴が良いかと思います。
スニーカーで大丈夫です。
注意点としては、
・香りの強いものは身につけない
・後ろの観客の視界を妨げないよう、アップヘアは控え、開演後は帽子を取る
といったところです。
開場時刻と開演時刻
開場時刻=会場の扉が開いて劇場内に入れる時刻
開演時刻=演目が始まる時刻
です。
開場時刻の少し後に着くのがおすすめです。
理由は、
・開場前に着くと会場の外で待たされる(真夏や真冬は大変)
・開場直後は入口に行列ができているので避けたい
・開演ギリギリになるのは慌ただしい
ためです。
よって、私にとっては開場の5~10分後に着くのが理想です。
開演までの過ごし方
開演前には必ずお手洗いを済ませましょう。
私はいつも開演20~30分前ぐらいに行くようにしていますが、このタイミングならたいてい空いています。
経験上、劇団四季の専用劇場はお手洗いの個室が多く、トイレの中も一方通行で動線がスムーズで列が思ったより早く進みます。
しかし劇場によっては、個室が少なく行列がなかなか進まないこともありますので注意が必要です。
お手洗いを済ませたら、グッズを見たりキャストをチェックしたりしながら、開演を待ちましょう。
いざ開演!観劇マナーについて
幕が上がったら、あとは舞台の世界に浸るのみです。
ただ、最低限のマナーは必要です。
「音・におい・視界の3点に注意する」と覚えましょう!
具体的には、
・スマートフォンなど音の出る電子機器の電源を切る
・上演中は話さない
・前のめりにならない(特に2階席でこれをすると、後ろの観客の視界を完全に遮ることになりますので注意!)
・音の出るものを触らない(ビニール袋のカシャカシャ音はかなり目立ちます!)
といったところです。
劇団四季のサイトでは、観劇のマナーも解説されていますので、初めての方は一度ご覧になることをおすすめします。
観劇後
感想を記録しよう
舞台に感動したら、その感動を記録することをおすすめします。
最初のうちは、手帳に短い感想を書き留めるのでも十分だと思います。
私も、最初は手帳に書いていましたが、回数を重ねるうちに感想も長くなり(笑)、観劇記録のためのノートを作りました。
せっかく観た舞台の記憶が消えてしまうのはもったいないので、感動が冷めないうちに書き留めることを習慣にしています。
キャスト表やチケットも一緒に貼っておくと、記念になってよいかと思います。
こんなときはどうすれば? Q&A
ここでは、初心者が抱えがちな疑問にお答えします。
Q1. せっかくチケットを取ったけど行けなくなった…どうすればいい?
A1. 公演によっては、公式サイトのリセール制度を利用することができます。
リセールとは、チケットを出品し、別の人に買ってもらうことができる仕組みです。
サイトによって利用できる条件は異なりますが、便利な仕組みなのでぜひ調べてみてください。
または、知り合いに譲るのもOKです。
ただし、転売は絶対NGです!売った人、買った人の双方にペナルティが課されますので絶対にやめてください。
Q2. 台風で交通機関が運休になってしまった…
A1. 主催者の公式発表を待ちましょう。ほとんどの場合、払い戻しを受けることができます。
災害等で公演が中止になった場合も同様です。
Q3. 座席ってどこを選べばいいの?
A3. 初めて観る演目の場合、私は2階席をおすすめしています。
舞台全体を見渡すことができ、視界をさえぎるものがないのでどの席でも見やすいです。
逆に、舞台に近すぎる席(5列目ぐらいまで)と1階の壁寄りの席はおすすめしません。
近すぎると全体を見ることができず、正直見づらいのでかなり疲れます。
端すぎると斜めから見ることになり、これも見づらいので避けたほうがよいです。
座席の選び方については、別の機会に書きます。
Q4. 飲食はしていいの?
A4. 会場のルールに従いましょう。
多くの場合、ロビーでの飲食はOKですが、上演中はNGです。
Q5. 予備知識はあったほうがいい?
A5. 演目によりますが、なくても十分楽しめると思います。
もし、観たあとに知りたいことが出てきたら、次は調べたうえで観劇すればいいのです。
まとめ
観劇は、回数を重ねるほど楽しくなるものです。
チケット代は決して安くはありませんが、支払った代金をはるかに超える満足を得られるものだと思います。
ぜひ、たまには劇場に出かけて、心の栄養を補給してください!
おまけ:私の観劇ライフ
最後に、参考までに私の観劇遍歴をお話しします。
両親が劇団四季好きだったため、子どものころから「キャッツ」「ライオンキング」などさまざまな演目に連れて行ってもらっていました。
年に数回の観劇を子どもながらに楽しんでおり、観終わったあとはパンフレットを眺めたりCDを全曲覚えるまで聴きこんだりしていました。
進学や就職のため、一時期は観劇から離れていましたが、転職して時間ができたことをきっかけに再び観劇ライフをスタートさせることができました。
現在は、平均して月に1~2回のペースで観劇を楽しんでします。
観るのはほとんどが劇団四季の舞台で、特に好きなのは「キャッツ」「ジーザス・クライスト=スーパースター」「ノートルダムの鐘」「ゴースト&レディ」です。
観た後は必ず感想を書き留め、キャスト表やチケットと一緒に保管しています。
いずれ、このブログでも感想を発信していきたいと思います。
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