観劇をする際にぜひ持って行きたいものとして、オペラグラスが挙げられます。
オペラグラスがあれば、舞台から遠い席でも俳優さんの表情がしっかり見られますし、衣装や小道具などの細部を観察することもできます。
この記事では、オペラグラスを選ぶ際に必ず押さえておきたいポイントを、失敗談を交えて解説します。
結論から申し上げますと、観劇に使用する場合は「明るさ」を必ず確認してください!
商品スペックに「明るさ」という数値がありますが、暗い場所で使う場合は9以上必要と言われています。
私が現在使っているものは、明るさが16です。
この数値であれば、ミュージカルの舞台は十分よく見えます。
以下、詳しく説明します。
オペラグラス選びの失敗談
私が最初に買ったオペラグラスは、倍率と本体の軽さを重視して選んだものでした。
倍率は8倍、本体は200g未満で軽さが売りのものでした。
そのオペラグラスを使って何度か舞台を観劇し、概ね満足していました。
しかし、ミュージカル「レ・ミゼラブル」を観劇したときに、思わぬことが起こりました。
照明の暗いシーンが多い作品だったので、私の持っていたオペラグラスでは視界が暗すぎて、ほとんど役に立たなかったのです…。
帰宅して調べた結果、「明るさ」を示す数値があり、暗い場所で使うにはそれが9以上は必要とのことでした。
私の持っていたものは、明るさが6ぐらいでした。
これでは見えないよなと納得し、新しいものを探し始めました。
そしてたどり着いたのが、SIGHTRONのオペラグラスです。
同じ規格のものはもう販売されていないようで、もっとも近い商品はこちらになります。
このオペラグラスは、倍率は5倍、明るさは16あります。
5倍だと倍率が低いかもと心配しましたが、劇団四季の劇場は客席から舞台までの距離が近いので、このくらいの倍率でちょうど良かったです。
そして、明るさ重視で選んだため、暗くて見えないということは皆無です。
さらに、私はメガネをかけているのですが、このオペラグラスはメガネの上からでも使えるので助かります。
(メガネの上から使うには、アイレリーフが15mm以上必要です。)
2つのオペラグラスを使ってみて得た結論が、以下になります。
このくらいのスペックがおすすめ
倍率は5倍で十分
観劇という用途に限ると、倍率は5倍で十分でした。
2階席の後ろのほうでも、5倍あれば俳優さんの表情等は十分見えます。
もちろん、高倍率のものを使って悪いことはありません。
しかし、倍率が上がるほど手ブレの影響が大きくなるので、そういった点も総合して5倍がよいという結論に至りました。
明るさは9以上
これからオペラグラスを選ぶ方には一番意識してほしいポイントです。
冒頭の失敗談にも書いたように、明るさが十分でないと照明が暗めの演目だとよく見えません。
必ず明るさの数値をチェックしてください!
重さは300gが限度
私が使っているものは、約260gです。
女性の中でも力の弱いほうである私には、これくらいの重さだと、片手でずっと持っているのは少しつらいです。
もう少し軽いものがほしいなと思うこともあります。
ただ、明るさを求めるとレンズが大きくなり本体が重くなるので、難しいところかなと思います。
できれば実際に持ってみて、重さが許容できる範囲内でできるだけ明るいものを選ぶのがいいでしょう。
まとめ
オペラグラスを選ぶ際、つい倍率に注目してしまいがちですが、同じぐらい明るさも気にしてほしいです。
みなさんが良いオペラグラスに出会うことができ、観劇を楽しめることを願っています!


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