11回目のレッスンの日の朝は、この秋いちばんの冷え込みになりました。
つい先日まで暑いぐらいだったのに、この日は外馬場の日差しが暖かくて心地よいと感じました。
寒くなってきたからか、馬たちも馬着を着ていました。
今回騎乗した馬は、なかなかのいたずらっ子で扱いに手こずりました。
「道草を食う」という慣用句がありますが、まさにその状況が起こりました(笑)
そんなときの馬の扱い方についても教わったので、この記事で詳しくお話しします。
習ったこと
レッスンで教わったことをまとめます。
引き馬のコツ
馬を連れて歩くときは、
ゆったりと歩く
ことが大切です。
速く歩くと馬の頭が上がり、テンションが高くなりすぎてしまいます。
頭の位置を低めにして、ゆったりと歩いている状態が理想的です。
しかし何らかのきっかけで、馬が立ち止まってしまい、引っ張っても動かなくなることがあります。
そういうときは、
片方の足に重心を移してやるために、一度左右どちらかに振る
と歩き出してくれます。
それでも止まったら、今度は逆の方向へ振ります。
これは洗い場に馬を入れるときなどにも使える方法なので、「覚えておくと役立つよ」とのことでした。
そして今回の馬のように、道草を食いだしたら強く引っ張って構わないそうです。
「馬に負けないように、もっと強く!」と先生に言われ、全力で手綱を引っ張ったのですが、それでもまだ足りないぐらいでした。
手綱の持ち方
騎乗中の手綱は、ほどよく張っている状態が理想です。
糸電話の糸のようなイメージで
と教わりました。
糸電話は、糸をピンと張っていないと音が伝わりませんが、強く張りすぎると今度は糸が切れてしまいます。
それと同じで、馬とコンタクトを取るためには、手綱をほどよい力加減で張る必要があるとのことでした。
そして手綱を適切な長さに保つために、
ことが大切です。
のはNGです。
なお、馬ははやあしになると頭が上がってきます。
そうなると手綱が緩んでくるので、馬の頭の位置に合わせて手綱を持つ位置も変えて長さを調整する必要があります。
誘導のコツ
今回も自分で馬を誘導したのですが、うまく誘導するために知っておくとよい馬の習性を教わりました。
馬は、同じ場所で同じことをする傾向にあります。
例えば、馬場で円を描いているとき、1周目で内にヨレたのと同じところでまた内にヨレてきます。
よって、馬の癖を読んで先手を打つことが大切です。
先ほどの例だと、いちど内にヨレた場所では意識的に外側の手綱を引くことで、きれいな円を描くことができるというわけです。
馬と上手につき合うコツ
今日の馬はかなりやんちゃな子だったので、そんな馬と上手につき合うコツも教えてもらいました。
先生からは、
「幼稚園の先生」になったつもりで
とアドバイスをもらいました。
確かに、馬は人間の3歳児ぐらいの知能があると言われますので、「幼稚園の先生」とは面白いたとえだなと思います。
いたずらをしたら叱らなけらばなりませんが、いたずらしそうな場所に近寄らないなど未然に防ぐことも必要です。
また、馬の性格を知っておくのも大切だと言われました。
レッスンの回数を重ねるほど、「馬とのコミュニケーションって大事だな」と実感します。
人間と接するのと同じように、丁寧に馬と向き合っていきたいです。
反省点と次回の課題
今回、軽速歩をしながら自分で誘導もしたのですが、だいぶ難しかったです。
軽速歩の動作が加わると、今までできていた正しい姿勢や手綱操作がおろそかになってしまいます。
- 常に脚を正しいポジションに置けるようにする
- 軽速歩をしながらでも、手綱操作に気を配れるようにする
- スピードを保てるようにする
ことが課題かなと思います。
今日の馬エピソード
冒頭にも書いたように、今回の馬は、文字通り「道草を食う」馬でした。
外の馬場に向かって歩いていると、途中で道端に生えている草を食べ始めました。
促すと2、3歩進むのですが、また首を下げて草を食べ始めます。
この繰り返しで、馬場に到着するのにいつもの倍ぐらい時間がかかりました。
「なるほど、これが『道草を食う』ってやつか~」と妙に感心し、家に帰ってから「道草を食う」の語源を調べてみました。
すると、
「馬が歩いている途中で道端の草を食べて、なかなか目的地に着かない状態」
と出てくるではありませんか…!
まさに、今日直面した状況です(笑)
これからは、「道草を食う」という言葉を見聞きするたび、今日のことが頭をよぎりそうです。



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